広報において競合企業の報道分析はとても大事。なぜなら、競合企業が取材・掲載されるということは、自社も取材・掲載される可能性があるからです。競合企業の報道分析で得られることを今日は紹介していきます。
1. ターゲットメディアやアプローチする記者が見えてくる
競合企業の掲載実績を見ることでメディアリストの作成のヒントが見えてきます。
競合企業の報道実績を見て、情報提供先のメディア情報をチェックしましょう。
以下、チェックリスト
・媒体の種類(テレビ・新聞・雑誌・ウェブ・ラジオ)
・媒体名
・記者名(記名記事の場合)
・記事化の時期
・記事化されるのに必要な要素
・記者の関心分野
2. 自社の強み弱みが見えてくる
競合のどこにフォーカスされて記事にされているのかをチェックしましょう。
競合という比較することで、自社の強み弱みが見えてきます。
どんな点に「社会性」「新規性」「独自性」「特徴」「取材するべき要素」を感じながら記事を読んでみてください。そうすると、自社の強みと弱みが見えてきます。
サービスや商品だけでなく、社内制度や社長のプロフィール、人事戦略なども、他社優位性や新規性を意識して他社と比較するのもgood。
(全く競合企業の報道分析もせずに「自社のサービスはとんでもなく素晴らしい!」と盲目的な自信をもって記者にアプローチをして、玉砕している方をたまに見かけます)
3. プレスリリースの切り口が見えてくる
自社の強みと弱みも見え、どんな素材を持っていればメディア提案ができそうか見えてくることでどのようなプレスリリースを出せばいいかの切り口も見えてきます。発信の取捨選択。掲載されないネタのリリースを作成しない、発信しないことで成果が出る広報により時間をまわすことができます。
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新サービスや新事業をするたびに競合他社の報道実績をチェックする。
ぜひ、これを癖づけていい広報活動をしてくださいね。