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プレスリリースの質をあげるチェックリスト

配信代行サービスが身近になったことから、
気軽にプレスリリースの配信が出来るようになりました。

一方で内容を拝見しているとプレスリリースの意味を成していないものを見かけることがあります。

せっかく時間をかけて作成したプレスリリースが意味を成さないと悲しいですよね。

今回は「プレスリリースってそもそも何なの?」ということを紹介しつつ、気を付けることを記載していきます。これを読むだけでもプレスリリースの質が変わってくるので是非最後までご覧ください。

そもそもプレスリリースとは何か

プレスリリースとは、企業が新しい商品やサービスなど、様々な情報を記載した報道機関向けの公式文書です。

テレビや新聞、雑誌やニュースサイトはすでに多くの視聴者がいます。
そのため、ここで紹介してもらうことだけでもSNSや広告とは比べ物にならない認知獲得を狙うことができます。

怪しい情報は取りあげられないこともあり、掲載されることでSNSや広告にはない信頼感を得ることもできます。
同じサービスでも「テレビに取りあげられました」という実績があるだけでCVRは全然変わるもの。

プレスリリースにかかる費用は、文書の作成コスト、配信業務にかかる手間と料金程度で、ほぼ無料で行うこともできます。

広告を出すと多額の費用がかかりますが、プレスリリースは広告に比べてはるかに低コストで、大きな効果をあげることができます。

そのプレスリリース、報道機関に寄り添っている?

ただ、ここで意識しないといけないのは「報道機関」向けの発信であること。

報道機関のことを考え、報道機関が求めている情報を発信しない限りは、時間をかけてプレスリリースを作成しても全く意味を成しません。

自分たちが発信したい内容ではなく、報道機関が求めている情報を発信する。これがマストです。

では、報道機関が求めているプレスリリースとは何か。

以下の点に気を付けてプレスリリースを作成・発信してみましょう。

1.社会性、本当にある?

社会性とは「プレスリリース内容を発信して社会(視聴者)のためになるかどうか」。

もっと分かりやすくいえば「社会課題を解決するかどうか」

報道は広告と違い、社会性があるものしか掲載されません。単純な商品紹介や宣伝だけでは「お金を払って広告枠、CM枠を買ってください」ということになるわけですからね。

無料で報道するということは即ち、そのメディアの視聴者にとってタメになる情報を発信しないといけないわけであり、、、

つまり、プレスリリースではあなたの提供する情報に「社会性」があるかどうかを証明する必要があります。

2.客観性、本当にある?

「私の商品は社会のためになると信じている!」
・・・それはあなたの感想ですよね。

主観だと情報の信用性がかけてしまいます。
もしあなたの感想を鵜吞みにして記事にした結果、それが誤った情報だった場合にはテレビや新聞には大きな責任が伴います。

客観性のない情報は絶対に取りあげません。

つまり、プレスリリースではあなたの提供する情報に「客観性」があるかどうかを証明する必要があります。

3.独自性、本当にある?

「私は医療、福祉の活動をしているから社会性がある!」
・・・ではそこに独自性はありますか?

「よくある病院がまたできました」
みたいな報道がないように、報道機関は独自性のある情報を求めています。

「今までになかったサービスであるかどうか」
「珍しいものであるかどうか」

つまり、プレスリリースではあなたの提供する情報に「独自性」があるかどうかを証明する必要があります。

4.新規性、本当にある?

「私のサービスはオンリーワンだ!」
・・・ではそこに新規性はありますか?

ニュースは「New」という言葉が入っている通り、新しい情報であるかは必須条件。

オンリーワンのサービスでも「20年前に立ち上げたサービスで、、、」ということでは報道機関は取りあげません。

料理は出された瞬間が一番美味しいのと同じで
サービスもリリースされた瞬間が一番美味しい。
そこから鮮度は落ちていきます。

サービスがリリースされてからプレスリリースを発信しても遅し。
なぜなら、プレスリリースが報道機関に届いてからすぐに記事になるわけではないからです。

プレスリリースを受け取る

何を報道するかの企画会議

情報集め、取材

記事になる

ということを理解し、「サービスリリース日=記事になる」よう逆算してプレスリリース内容を考え、発信する。

つまり、プレスリリースではあなたの提供する情報に「新規性」があるかどうかを証明する必要があります。

※新規性がない情報でどう発信するか、についてはまたどこかでブログをあげます

5.トレンド性、本当にある?

「私のサービスは新規性がある!」
・・・ではそこにトレンド性はありますか?

今だからこそ取りあげるべき情報であるかどうか。

コロナ禍ではマスクが必要になったからこそ、マスクに関わるプレスリリースの社会性がグンと跳ね上がりました。

最新の扇風機を開発したプレスリリースを真冬に発信しても社会のためにはなりません。

あなたのプレスリリースにトレンド性があるかどうか。

つまり、プレスリリースではあなたの提供する情報に「トレンド性」があるかどうかを証明する必要があります。

6.特ダネ性、本当にある?

報道機関は常に自分たちだけの情報「特ダネ」を求めています。
誰も知らない情報こそ取りあげる価値があります。

ただ、すでにその情報をみんなが知っていてはどうでしょう。
報道する意味合いがなくなってしまいます。

一斉配信サービスを使うとこの特ダネ感がなくなってしまうんですよね。だって、ネット上にすでに公開されるから誰もが手に入る情報になってしまうわけですし。

A子さんに愛の告白をする際にあなたは大空に向かって「女が好きだー!」と叫びますか?
恐らく本人の目の前にいって「A子さん、あなたが好きです」ということだと思います。

プレスリリースも同じです。
届けたい報道機関に丁寧にダイレクトに届ける必要があります。

 

7.記者の工数を減らすことが出来ている?

報道機関の記者ってとにかく忙しい。

その上、たくさんの会社からプレスリリースが届きます。

1つ1つのプレスリリースをじっくり読む余裕はなく、
プレスリリースの内容をじっくり調べる時間もありません。

忙しい記者に対して、記者の稼働工数を増やすようなプレスリリースは敬遠されてしまいます。

「記者よ、お前から私たちの会社のことをしっかり調べてくれよ」
というスタンスでは当然のことながら嫌われます。

記者が調べないといけないであろうことを先に記載しておく。
社会性・客観性・新規性・独自性・トレンド性・特ダネ性の証明を端的にする。
何度も取材しなくても大丈夫なよう適切に情報を渡す。
報道されたときのイメージが一目で分かるように右脳に響かせる工夫をする。

出来るプレスリリースは一目で記者の工数が減る工夫が施されています。

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以上の点に気を付けてプレスリリースの作成・発信を行うことで報道機関に取りあげられる可能性はグンとアップします。

社会性×客観性×独自性×新規性×トレンド性を証明しつつ、記者の工数を減らす工夫をしながらダイレクトアタックを決めましょう。あなたも出来るはず!

もし難しい場合は広報のプロに広報の内製化か代行をお願いしましょう。